輸入有機食品　厳しい手続きその１　有機生産者とほ場

 

 

　有機認証基準は、多くの皆さまがご存知と思いますが、日本も海外も皆さまが思っている以上に厳しいです。

 

　農場(ほ場（ほじょう）ともいいます）の農作物を作る場所の土から、肥料などに化学的なものが使用できないので、化学的農薬、化学肥料、ポストハーベスト、遺伝子組換え苗や種子、ホルモン、抗生剤などは使用禁止になっており、一切使用する事ができません。

　近隣のほ場で、ヘリコプターやドローンなどで農薬をまく場合などは、風などで農薬などのコンタミネーションのリスクがあるので、有機農作物ほ場として認められるのは難しいようです。

　日本は国が狭いので有機栽培は、近隣農家の協力と理解がないと本当に難しいし大変ですよね、日本の有機農家の努力には本当に頭が下がる思いです。

　店主は米国やオーストラリアなどの広いほ場で作っている有機農家は、近隣農家とはすごく離れているところが多いので、有機作物は効率よく作れるそうです。
　

　店主も１８年ほど前にユタ州の農家に仕事でお邪魔したとき農家の社長が「あなたの目で見える限りのところまで自分の土地だよ。」と言っていて本当に驚きました。　

　これは聞いた話ですが、ある有機農家では、ほ場の1/３で家畜を自然放牧をして一年ごとに家畜が食べる新しい草の生えた1/３の場所に家畜を移動する。
そして去年の場所は家畜の肥やしから作る肥料を自然発酵させ、最後に残りの２年前から完熟された肥料の1/３の場所で農作物を作ります。

 

結果的に、農作物から家畜まで上手に完全有機で作っている農家があるとの事です。これこそが持続可能なサステイナブル農業という事です。　

 

本当にうらやましいお話で、広い国は有機栽培にはいいですよね。

 

　有機ほ場の認証規格に関しては、海外でも日本と同様に2年以上またはそれ以上の期間を有機農作禁止物を使用していないという証明の取得が必要です。　

 

証明検査などには、土壌検査などを含め立ち合い検査なども行われます。

　有機農産物を生産するには、生産認証を受けた農家が、認証されたほ場でのみ有機作物を栽培する事ができます。

 

ライスプロテインの元　お米写真