輸入有機食品は厳しい　その３　米国から日本へ

 

 

海外から日本に有機加工食品が送り出される前に、輸出者と輸入者には大切な準備と手続きがあります。　

 

弊社は有機（オーガニック）食品の本場米国からの輸入商品ですので、米国USDA（米農務省）の有機加工食品認証を取得します。

 

これは、輸出用の加工食品がUSDAの認証するオーガニック（有機）基準に準拠する表示であることが英語と日本語で併記されていて、それらの表記が米国の表記基準に準拠しているかどうかという事と日本側でのJASの表示がきちんと英語と同等か又はその国の法的表示に合致しているかの検証がラベルと現物商品を検査して行われます。

 

　日本で使用する実際の商品とラベルが日本語と英語で併記されているものを、米国のUSDAに提出してオーガニック認証を取得します。　最初にこの認証取得に6か月以上かかりました。

　少しでも日本語と英語がミスマッチしているとその理由説明をしなくてはならず、米国担当者に理解して頂くのに結構手間がかかりました。

 

　ラベルもできて商品ができ、輸出の為の必要な品質検査ができると、USDAの認証許可が発行されます。　
　

商品の輸出名、輸出数量、重量などの明細が記入された認証証明書（TM－１１）が輸出書類、現物商品などと一緒に日本に送られてきます。

 

　この時、日本到着時の数量に一つでも不一致がでますと、認証証明書が無効になりますので、日本の輸出手続きの時はいつも書類や到着貨物商品の不手際などがないかすごく緊張します。　

 

　TM-11　有機証明書の写真